ヘッズアップとは?2人のポーカーの順番とブラインドの決まり
ヘッズアップは、ポーカーを2人だけで戦うことです。2人のときはボタンがスモールブラインドを払い、最初の賭けでは先に、フロップ以降は後に動きます。3人以上の卓との順番の違いを表で並べます。
ヘッズアップ(heads-up)とは、ポーカーを2人だけで戦うことです。2人のときは、ボタンを持つ人がスモールブラインドを払い、手札が配られたあとの最初の賭けでは先に、場にカードが開いたあとの賭けでは後に動きます。
ヘッズアップの意味
トーナメントは、最後に残った2人の勝負で優勝が決まるのが普通です。卓に2人しか残っていない場面や、最初から1対1で行う大会・対戦も、ヘッズアップと呼びます(Wikipedia の Heads-up poker の項による)。
ブラインドと順番
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| ブラインド | 手札を見る前に、決まった2人が払う強制の賭け金。小さいほうがスモールブラインド、大きいほうがビッグブラインド。スモールブラインドはビッグブラインドの半額が普通 |
| ボタン | ディーラーの位置を示す目印。1ハンドごとに時計回りに1人ずつ移る |
| プリフロップ | 手札が配られたあとの、最初の賭けの回 |
| フロップ以降 | 場の共通カードが3枚開かれたあとの賭けの回。4枚目のターン、5枚目のリバーを含む |
動く順番は、ボタンの位置が基準になります。
| 3人以上の卓 | ヘッズアップ(2人) | |
|---|---|---|
| スモールブラインド | ボタンの左隣 | ボタンの人 |
| ビッグブラインド | スモールブラインドの左隣 | ボタンでない相手 |
| プリフロップで最初に動く人 | ビッグブラインドの左隣(3人の卓ではボタン) | ボタン(スモールブラインド) |
| プリフロップで最後に動く人 | ビッグブラインド | ビッグブラインド |
| フロップ以降で最初に動く人 | ボタンの左隣から数えて、最初に残っている人(普通はスモールブラインド) | ビッグブラインド |
| フロップ以降で最後に動く人 | ボタン | ボタン |
表の3人以上の列は Wikipedia の Texas hold ’em の項、ヘッズアップの列は Poker TDA の規則36-C による記述です。カードを配るときも、ヘッズアップのボタンは最後の1枚を受け取ります。
ブラインドが100と200のとき、ヘッズアップのボタンは手札を見る前に100、相手は200を払っています。最初に動くボタンは、フォールド(降りる)、コール(相手の額に合わせる。この例では差額の100を足す)、レイズ(賭け金を上げる)から選びます。ボタンがコールしたときは、ビッグブラインドがチェック(賭けずに進める)かレイズを選べます。
3人以上の卓と同じ並び方を2人にそのまま当てはめると、ボタンがビッグブラインドになります。ヘッズアップでは逆に、ボタンがスモールブラインドを払う決まりです。Wikipedia の Heads-up poker の項は、2人の腕前が近いときに位置の有利さを減らすための決まりだと説明しています。位置の有利さとは、相手の動きを見てから決められることです。フロップ以降は、ボタンがつねに最後に動くので、この有利さがあります。
2人に減ったときのボタンの移り方
3人以上の卓から1人が脱落して2人になると、次のハンドからヘッズアップの決まりになります。ボタンの置き方は、大会ごとの規則で違うことがあります。ここでは、Poker TDA の2026年版の規則(Version 1.1、2026年9月21日)を例にします。Poker TDA(Poker Tournament Directors Association)は、ポーカー大会の運営者の団体です。世界で共通の大会規則を整えることを目的にしています。
TDA の規則では、大会はデッドボタンを使います。ボタンは席に属さないので、脱落した人の空席に止まることがあります(規則34・36-B)。ヘッズアップを始めるときは、同じ人がビッグブラインドを2回続けて払わないように、ボタンの位置を調整することがあります(規則36-C)。
たとえば、A がボタン、B がスモールブラインド、C がビッグブラインドの3人の卓で、A が脱落したとします。ボタンを1人分進めると、B がボタン兼スモールブラインド、C がビッグブラインドになり、C が2回続けてビッグブラインドを払うことになります。そこで、C をボタン兼スモールブラインド、B をビッグブラインドにします。B が脱落した場合は、そのまま進めて、C がスモールブラインド、A がビッグブラインドになるので、調整は要りません。どちらの場合も、その後は1ハンドごとにボタンが相手に移り、スモールブラインドとビッグブラインドが交互になります。
この2つの例は、上の規則から当サイトで導いたものです。TDA の規則に、3人から2人に減る場面の例が載っているわけではありません。実際の大会では、その大会の規則と進行役(フロア)の判断に従います。
3人以上の卓との戦い方の違い
相手が1人になると、自分が最も強い手を持っている可能性が、3人以上の卓よりずっと高くなります。そのため、普通より攻撃的な展開になる、と Wikipedia の Heads-up poker の項は説明しています。
当サイトの計算では、相手がランダムな2枚を持っているとき、プリフロップの勝率は次のとおりです。
| 手札 | 内容 | 勝率 | 169種類中の順位 |
|---|---|---|---|
| AA | エース2枚 | 85.2% | 1位 |
| A5o | A と 5、柄が違う | 57.7% | 41位 |
| K7o | K と 7、柄が違う | 55.2% | 58位 |
| J8o | J と 8、柄が違う | 51.5% | 79位 |
| 72o | 7 と 2、柄が違う | 34.6% | 165位 |
| 32o | 3 と 2、柄が違う | 32.3% | 169位 |
手札は、同じ柄か違う柄かだけを区別すると、169種類に分けられます。「o」は柄が違う2枚の組(オフスート)です。順位は、勝率が高い順に並べたものです。
計算は、場の5枚の出方をすべて数える全数計算で、乱数は使っていません。相手の2枚は、自分の手札と重ならない組み合わせから無作為に選ばれるとし、引き分けは半分の勝ちとして数えています。
AA でも勝率は85.2%で、最も弱い32oでも32.3%あります。K7o や J8o のように弱く見える手でも、相手が無作為な手なら、勝率は50%を超えます。ただし、実際の相手は手札を選んで戦うので、この数字がそのまま当てはまるわけではありません。同じ手の勝率は、相手が増えるほど下がります。
ヘッズアップを試す
ここまでの順番を1対1で試したいときは、当サイトの運営元が作っているヘッズアップポーカー(無料、ブラウザで遊べる)が使えます。AI 戦で、1対1の判断を練習できます。実際のお金は賭けません。
ヘッズアップで、ボタンのときにいちばん多くする動きは?
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